Mac修理トータルサポート|アースト https://mac.arst.jp Mac修理|Macトータルサポート Mon, 25 Mar 2024 08:41:45 +0900 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=5.3 iMac Late2014からのデータ救出 https://mac.arst.jp/imac-late2014-fusiondrive-datarescue/15742/ Mon, 25 Mar 2024 08:14:39 +0000 https://mac.arst.jp/?p=15742 Copyright © 2024 Mac修理アースト All Rights Reserved.

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iMac(Retina5K,27-inch,Late2014)のお話です

東京都練馬区にお住まいのお客様から『突然電源が入らなくなった』という事でお持込いただいたiMacのレポートとなります。

2014年という世代から来る悩み

今回は弊社新宿ラボまで純正の箱に入れてご来社いただきました。元々メールでご相談いただいた時点で『修理が高額になるようであればデータの救出のみ希望』と伺っていましたが、実際にヒアリングしたところ『なによりデータ救出優先、もし安価で直るようなら直したいが、本体も古くなってきたので、基本的には買い替えを念頭に入れている』ということでした。

電源が入らない場合、まずは電源ユニットの故障を疑うため前もって同箇所の修理になった場合のお見積もりはお伝えしていましたが、お客様としては『悩みどころだがそれでデータも本体も直るのであれば・・・』と修理を前向きに考えていらっしゃるのかなという印象でした。

確かに2014年モデルのiMacとなりますと、最大で『macOS 11 Big Sur』までしかOSのインストールができないという縛りがあります。さらには発売から10年ほど経過しようとしていますので、それになりに経年による劣化が本体全体に起きていてもおかしくないというところでは、買い替えを視野に入れるというのも当然かと思います。

電源を交換しても直らない

修理費用が高額になるのであれば修理はせずにデータ救出のみ行いたいというご意向は伺っていましたが、いかんせん現状は全く電源が入らないためデータの安否も不明です。なおかつこの本体はFusionDriveモデルだったため、通常のSATA HDDモデルのようにHDDだけを取り出してデータの安否を確かめるということもできません。ロジックボード裏にこっそりと隠されているBladeSSDとセットで認識させる必要があるからです。

修理の観点から考えても、仮に本体修理をしないという選択になった場合でも、データを抜き出すことを考えたらこの本体の仕様では起動してくれることが1番です。そのためにまずは電源ユニットの交換を試してみました。

しかし残念なことに電源を変えてもうんともすんとも。全く起動してくれませんでした。ロジックボード基板上のステイタスランプを見たら一箇所点灯、基板上への電気信号はちゃんと送られてきているということで、これはつまり電源ユニットは正常であり起動できない原因は別にあるという事になります。

ロジックボードの故障

その後の更なる検証の結果、今回はメイン基板であるロジックボードの故障により電源が入らなくなっていたことがわかりました。


不具合の原因が判明しましたが、問題はデータです。次は今回お客様がもっとも大事と言っていたデータが無事なのか、救出できるのかを検証せねばなりません。
前述の通り、この本体はFusionDriveというSSDとHDDを組み合わせて一つのドライブとして使用する『ハイブリットHDD』という仕様からなっています。大容量のデータを格納するSATA HDD側は簡単に取りはずせるのですが、SSD側はロジックボードの裏側に鎮座しているため取り外すためには全分解が必要になるのです。なおかつHDDとSSDそれぞれ単体でアクセスできるならば良いですが、なんせニコイチじゃないとダメという仕様のためこれがまた厄介になるわけです。

データは無事でした

このようなケースでデータの安否確認と救出を行う方法としては、なんと言っても同じ世代のiMacを用意しそちらにHDDとSSDを搭載させるのが手っ取り早い!早速分解して再度別の本体に取り付けてみる事にしました。

 

まとめ

上記写真にある二種類のストレージ。これら二つが一つになってFusionDriveとして機能します。今回は検証用のMacに搭載したところ無事にデスクトップに『MacintoshHD』という名前のボリュームが一個マウントしてきました。こいつを改めてTimeMachineでバックアップをとることで単体のデータとしてだけでなくシステムやアプリも含めたお客様環境をまるっと救出&バックアップすることに成功しました。
こちらを外付けのHDDとしてお客様にお渡しし、お客様にて後日新たに購入した本体にデータの移行を行っていただくということで、今回の修理は完了となりました。

今回のように修理せずデータだけを抜き出すという選択肢もあると思います。弊社ではデータ救出のみでならず救出したデータを新しい環境に移行させる(新たなMacにこれまでの環境を復元する)お手伝いもしておりますので、今回と同様のトラブルはもちろんのこと、買い替えなどをご検討の方もアーストまでご相談ください!!

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【電源が入らない!】MacBookPro 15inch 2016 A1707 ロジックボード修理 https://mac.arst.jp/macbookpro-15inch-2016-a1707-logicboard-repair/15710/ Sun, 24 Mar 2024 09:13:02 +0000 https://mac.arst.jp/?p=15710 Copyright © 2024 Mac修理アースト All Rights Reserved.

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急に電源が入らなくなった

東京都港区のお客様より、MacBookPro 15inch 2016 A1707 スペースグレーモデルの修理をご依頼いただきました。
2023年末に急に電源が入らなくなってしまったそうです。
診断をしたところ、電源ケーブルを接続しても、電源ボタンを押しても、確かに全くうんともすんとも電源が入りません。
USB-Cポートにチェッカーを接続したところ、4ポートのうち3ポートは5V 300mAh。
うち1つのポートは全くチェッカーが反応しませんでした。
この場合、ロジックボードに問題があるということになります。
分解をしてロジックボードを取り出し、ロジックボードの検査を行いました。

AppleStoreでの対応は?

弊社へご依頼いただく前に、AppleStoreの診断を受けたとのことでした。
AppleStoreでの診断結果もやはりロジックボードの故障。
AppleStoreでは、ロジックボードの交換修理が必要という診断結果だったそうです。
しかし、お客様としてはMacの中のデータを取り出したいということがもっとも重要事項でした。
2016年以降のMacBookProは、データを保存している「ストレージ」というパーツはロジックボード上にハンダ実装されており、取り出したり交換したりすることができません。
つまり、ロジックボードの交換 = データは抹消 ということになります。
お客様はMacの中のデータをなんとか取り出したい!!というご希望により、弊社のMac修理にご依頼いただいたという経緯がございました。

アーストのロジックボード修理とは?

今回は弊社でも同じくロジックボード故障の診断となりますが、修理対応がAppleStoreや他社とは異なります。

弊社のロジックボード修理では、

実際に故障しているロジックボードを基板修復技術により修理します

ハンダ技術による修理となるため、パーツ交換が発生しません。
このため、比べて安価にMacのロジックボードを修理することが可能です。
また、基板修復技術により回復した場合、データもすべて保持されたままMacを修理することが可能です。
昨今のMacのデータ復旧方法としても重宝される修理技術となります。
過去のMac修理レポートにも、この基板修復技術による 【ロジックボード修理実績】 が豊富にございますので、こちらもぜひご覧ください。

ロジックボードのショートポイントを検出!

MacBookProを分解し、ロジックボードを取り出しました。

ここからロジックボードを検査し、ロジックボード上の故障ポイントを特定します。
テスターでロジックボードの各回路をチェック。
テスターから取得した値が正常値とは異なる回路を発見しました。
さらに故障ポイントを探っていったところ、USB-Cポートと関連するICチップの異常発熱を確認。
このICチップの故障が回路にショートを発生させていました。
ショートポイントを検出したため、お客様に診断結果をご報告。
修理にご了承いただいたため、ロジックボードの修理を実施しました。

故障していたICチップを交換

今回故障していたICチップは「CD3215C00」。
このICチップをロジックボードから取り外し、基板上の古いハンダボールをきれいに清掃。
新しい「CD3215C00」ICチップをハンダ実装しました。

「CD3215C00」6AC01PW を取り外し
※故障していたICチップ

新しい「CD3215C00」8CA36VW をハンダ実装

取り外した「CD3215C00」6AC01PW

データをすべて保持したまま修理完了!!

ICチップの交換修理をして組み立てたところ、無事通電して電源が入るようになりました!
USB-C 4つのポートも正常。
ログイン画面にはお客様のログインユーザ名を確認。
今回もデータを保持したまま無事修理完了となりました!!

まとめ

このように、AppleStoreや他社にてロジックボード交換対応と診断されてしまった場合でも、弊社の基板修復技術であれば修理可能な場合があります。
電源が入らないMacBookProの修理は、ロジックボード修理実績が豊富なアーストへぜひお任せください。

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【液体こぼし】MacBook Air (M2, 2022)‎モデルのキーボード交換修理 https://mac.arst.jp/macbookair-m2-2022-keyboard-repair/15653/ Thu, 07 Mar 2024 13:55:04 +0000 https://mac.arst.jp/?p=15653 Copyright © 2024 Mac修理アースト All Rights Reserved.

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キーボードにコーラをこぼしてしまった

埼玉県所沢市のお客様より、MacBook Air (M2, 2022)‎ミッドナイトカラーモデルの修理をご依頼いただきました。
キーボードにコーラをこぼしてしまい、すぐに拭くなどしたものの、1/3ほどのキーで押した時の反発が鈍くなってしまったとのこと。
又、ご自身でキートップの取り外しや洗浄をしたものの、一部キーが直っていなかったり、さらに状況が悪化してしまったとのことで修理をご依頼いただきました。

新宿ラボにお持ち込みいただきMacを診断したところ、ご申告の症状を確認。
状態としてキーボードの交換修理が必要であったため、御見積にご了承いただいたのち、キーボード交換修理を実施しました。

Macのキーボード交換修理とは

そもそもMacのキーボード交換修理とはどんなものなのか?
Macのキーボード交換修理と聞くと、iMacなどのデスクトップ型のMacにUSBやワイヤレスで繋いだキーボードを交換するというイメージが第一に思い浮かぶと思います。
しかし、MacBookProやMacBookAirなど、ノートブック型のMacの場合はどうでしょうか。
ノートブック型のMacの場合、キーボードの外見としてはトラックパッドやタイピングの際に両手をのせるパームレストなどすべてが一体となっています。
下記の画像の通り、この一体となったパーツは「トップケース」と言います。

Appleや他社のMac修理では、キーボード故障の場合、このトップケースごとの交換修理となるため、キーボードのみの故障であっても高額な修理になってしまいます。
さらに液体こぼしは「自損」扱いとなるため、通常の修理金額よりもさらに高額な修理費用となってしまいます。

しかし、アーストのMac修理では、下記の画像の通り、まさに「キーボードのみ」のパーツ交換修理が可能です。

もちろん液体をこぼして故障してしまっても修理金額は変わず通常修理と同一価格になります。
このため、Appleや他社に比べて安価にキーボード交換修理が可能となります。

過去のMac修理レポートでも同様のキーボード交換修理をご紹介しています。
こちらもぜひご覧ください。

今回は、MacBook Air (M2, 2022)‎モデルということもあり、他のサイトでもこのモデルのキーボード交換修理実績は見かけませんでしたので、この記事によりその様子をぜひご覧いただければと思います。

キーボード交換修理開始

それでは、MacBook Air (M2, 2022)‎モデルのキーボード交換修理の開始です!!

まずボトムケース(裏蓋)を開けてから、下記の通り、Macの分解を進めていきます。

・関連ケーブルと保護カバーの取り外し
・ロジックボードの取り外し
・左右のスピーカユニットの取り外し
・液晶ディスプレイの取り外し
・I/Oボードの取り外し
・バッテリーの取り外し

。。。ここまでですでにお察しいただいたと思いますが、
MacBook Air (M2, 2022)‎モデルのキーボード交換修理は、トップケースのみの状態にする必要があり、これはほぼ全分解が必要となります。
簡単そうだから、ちょっと調べてやってみようというレベルではもちろんございません。
要注意です。

トップケースのみの状態にしてから、バックライトシートを取り外します。

バックライトシートを取り外したら、いよいよキーボードが露出します。
キーボードの周囲はネジで止まっていますが、それ以外の中央にかけてはビスで固定されている構造となるため、適切な工具を使用してキーボードを取り外します。

キーボードを取り外すと、画像の通り、トップケースがキートップの外装のみの状態になります。

顕著な液体痕を確認

ここまで分解すれば、あとは新しいキーボードを取り付けて組み立てるだけ。。。となりますが、今回の故障は液体こぼしがそもそもの原因です。
分解して取り外したトップケースやバックライトシートなどを確認したところ、やはり顕著な液体痕がありました。
液体の糖分は特に付着が残ります。
コーラの糖分恐るべし。
びっしり糖分による液体痕が付着していました。
新しいキーボードを取り付ける前に、この液体痕を綺麗に洗浄します。

新しいキーボードに交換

液体こぼしによる糖分(液体痕)をすべて除去しましたので、いよいよ新しいキーボードを取り付けます。
取り付け後、日常のタイピングによる圧力に耐えられるように、適切に新しいキーボードを取り付けて固定します。
あとは分解の逆工程で組み上げていけば、キーボード交換はひとまず完了です。

診断ツールによる全キー入力テスト異常なし

アーストのMac修理では、もちろんパーツの交換修理後に適切な診断ツールを使用して最終的な動作検証を行います。
アーストはIRP加盟店であるため、Appleも使用している診断ツールを使用することができます。
この診断ツールでは、お客様のユーザアカウントでログインをする必要はございません。
このため、お客様の個人情報を保護しつつ、セキュアで適切な修理後の診断が可能です。

診断ツールによる全キー入力テストもクリアしました!!
これにて、MacBook Air (M2, 2022)‎モデルのキーボード交換修理の完了です。

まとめ

MacBook Air (M2, 2022)‎モデルのキーボード交換修理の様子はいかがでしたでしょうか。

アーストでは、一般の修理業者のメリットと、Apple IRP加盟店だからこそのメリットをハイブリットに活用したMac修理を行っています。

Macの故障でお困りの際は、アーストのMac修理サービスをぜひご利用ください。

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【2023年まとめ】最も多かったMac修理ベスト3!! https://mac.arst.jp/2023-mac-repair-best3/15563/ Tue, 27 Feb 2024 03:34:47 +0000 https://mac.arst.jp/?p=15563 Copyright © 2024 Mac修理アースト All Rights Reserved.

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2023年も数多くのMac修理をご依頼いただきました

2024年も早くも2ヶ月が経とうとしています。
時の流れは早いものです。
アーストもMac修理業務を開始した1997年から、今年で27年を迎えようとしています。
今回は、去年2023年中にご依頼いただいたMac修理の中でも、最も多かったMac修理ベスト3をご紹介したいと思います。

Mac修理レポート】にて、これまでも数々のMacの修理事例を投稿してきましたが、これは主に代表的でトレンドなMac修理事例、珍しいMac修理事例、高難度なMac修理事例など、実際にご依頼いただいたMac修理案件を元に画像と共に忠実に投稿しています。

このベスト3では、さらにその裏側、Mac修理レポートとして投稿していない、2023年にご依頼いただいたすべてのMac修理を統計したMac修理ベスト3です。

この記事により、昨今最も多いMacの故障や修理事例をご認識いただけると共に、自ずとその対策もご認識いただけるかと思います。

それでは、第3位からいっていましょう!!

第3位 【2023年最も多かったMac修理】

ストレージ故障、ストレージの交換修理です。

ストレージとは、データを保存するパーツであり、旧来代表的なハードディスク(HDD)や昨今標準的となったフラッシュストレージ、ソリッドステートドライブ(SSD)のことを指します。

2016年以降のMacでは、主にMacBookProなどのノートブック型のMacを中心に、ストレージは取り外しの出来ないMacのメイン基板であるロジックボードにはんだ実装された構造に変化しました。
しかし、iMacなどのデスクトップ型のMacでは、ストレージはやはり旧来からのHDD、又はFusion Drive(フュージョンドライブ)を搭載していたモデルが多いため、特にFusion Driveの故障による修理依頼が2023年のMac修理ランキングに上位に入ったきっかけとなりました。

Fusion Driveは、物理的にHDDとSSDを組み合わせた論理的なストレージ構造となっています。
つまり、HDDかSSDのどちらかが物理的に故障した場合、その論理ストレージ構造は崩壊し、Macは故障してしまいます。
HDDは、パソコンの登場初期から採用されてきたストレージであり長い歴史はありますが、そのパーツの構造上、熱、湿気、衝撃に弱いという弱点があり、おおよそ3〜5年で故障すると言われています。
このため、HDDとSSDでは、パーツの構造上、HDDの故障リスクの方が高いものとなりますが、昨今はSSD側の故障が原因となるケースも増えてきています。

このように、2018年以前のFusion Driveが故障した事例が多く、2023年、最も多かったMac修理第3位となりました。

2018年以前のFusion Driveを搭載したiMacをご利用のお客様は、なるべく早めに単独のSATA SSDへの換装修理をおすすめいたします。

第2位 【2023年最も多かったMac修理】

液晶ディスプレイの故障、液晶修理です。

液晶ディスプレイを搭載したMacは、MacBookPro、MacBookAir、iMacの3機種になりますが、特にノートブック型のMacBookPro、MacBookAirの液晶ディスプレイ修理が多く、2023年、最も多かったMac修理第2位となりました。

MacBookPro、MacBookAirはノートブック型のため、もちろん持ち運ぶ機会も多く、液晶ディスプレイの開け閉めの動作も頻繁に行うと思います。
このため、特に多かったのは、液晶割れ、破損が原因となる液晶修理です。

液晶パネルに何かをぶつけて割れてしまった
液晶ディスプレイを閉じる際に何かを挟んでしまい、液晶パネルが割れてしまった

このような事情で液晶修理をご依頼いただいた数が多かったです。
耐衝撃の液晶フィルムなども販売されていますが、こればかりはやはり日常のご利用を気を付けていただく他ありません。
液晶パネルはとても薄く衝撃に弱いため、割れやすい構造になっています。
液晶パネルに何かをぶつけたり、開閉時に何か挟んだりすることの無いよう、注意してご利用ください。

第1位 【2023年最も多かったMac修理】

ロジックボードの故障による、ロジックボード修理です。

ロジックボードとは、iMacやMacmini、MacBookProやMacBookAirなどのMac全機種で必ず搭載されているパーツであり、まさにMac自身そのものとも呼べるMacのメイン基板のことです。

第3位のストレージもそうですが、昨今のMacでは、コンピュータを構成するあらゆるモジュール(パーツ)がロジックボード基板にはんだ実装されています。
このため、あらゆる症状や故障の原因が、ロジックボードの故障により発生することが増えています。

ロジックボードが故障する要因はさまざまです。
経年劣化などにより自然とロジックボードが故障することもあれば、水やお酒などの飲み物、飲料などの液体をMacにこぼしてしまい、ロジックボードが故障してしまったというケースのご相談もとても多かったです。

アーストでは、故障してしまったロジックボードを修理する「基板修復技術」があります。
これにより、ロジックボードを高額な「パーツ交換対応」することなく、Macを比べて安価に修理することが可能です。

ロジックボードの故障ポイント(ショートポイント)などを精査して発見し、故障したロジックボードを修理する技術を持つMac修理業者はそう多くはありません。
昨今のMacの構造の変化に適した確かな修理技術と実績を持つアーストが選ばれた結果なのかもしれません。

ロジックボード修理は、2023年最も多かったMac修理、第1位となりました!!

2023年Mac修理ランキングまとめ

【2023年まとめ】最も多かったMac修理ベスト3!! いかがでしたでしょうか?

第1位 ロジックボード故障、ロジックボード修理
第2位 液晶ディスプレイ故障、液晶修理
第3位 ストレージ故障、ストレージ交換修理

以上の結果となりました。

2024年も、やはり第1位のロジックボード修理、第2位の液晶修理のご依頼がこれまでのところもっとも多く、次いでバッテリー交換修理のご依頼が多くスタートしています。

昨今のMacの壊れやすいパーツやその原因、動向など、ご認識いただけたかと思います。
どのMacを使用していたとしても、必ずデータのバックアップは行いつつ、Macライフを日々ご堪能ください。

2024年もMacが故障してしまった際は、Mac修理で確かな実績と技術力を持つアーストへお任せください!!

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【Mac修理技術の総結集】MacBookPro 14inch 2021 液晶パネル交換修理 https://mac.arst.jp/macbookpro-14inch-2021-display-panel-repair/15519/ Sat, 24 Feb 2024 12:13:25 +0000 https://mac.arst.jp/?p=15519 Copyright © 2024 Mac修理アースト All Rights Reserved.

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液晶画面に黒い線が出現!

東京都足立区のお客様より、棚が倒れた衝撃で液晶画面に黒い線が入ってしまったということで、MacBookPro 14inch 2021モデルの液晶パネル交換修理をご依頼いただきました。

タイトル画像の通り、症状は明確であり、液晶画面に黒く太い縦線の映像乱れが発生していました。
この MacBookPro 14inch 2021モデル。
A2442というモデルナンバーの機種になりますが、2020年までの13inchモデルとはMac内部の構造がかなり変化しています。
もちろん液晶ディスプレイの構造も変化しており、液晶パネルの交換方法もこれまでとは異なります。
まだこのモデルの液晶パネル交換修理の様子はどのサイトでも見かけなかったため、修理レポートに上げさせていただきました。
このモデルの液晶パネル交換修理。。。まさにMac修理技術の総結集といっても過言ではないくらい難易度の高い修理です。
ぜひその様子をご覧ください。

そもそも液晶パネル交換修理とは?

液晶が割れてしまったり、液晶に表示乱れが発生した場合など、液晶ディスプレイの故障であった場合には、主に2つの修理対応となります。

◾液晶ディスプレイの交換修理
これは天板外装のAppleロゴを含むMac本体のディスプレイ上部ごとを取り外して交換する方法です。
過去のMac修理レポートでも液晶ディスプレイの交換修理の様子はご紹介しています。

◾液晶パネルの交換修理
液晶パネルとは、ディスプレイ全面のパネル面のみのことを指します。
こちらも過去のMac修理レポートで液晶パネル交換修理の様子はご紹介していますのでご覧ください。

つまり、液晶パネルの交換修理の場合には、お客様の天板外装Appleロゴはそのままに、パネル面のみを剥がして新しいパネルと交換する修理となります。
※液晶ディスプレイ外装の傷や汚れは既存のまま引き継がれることとなります

液晶ディスプレイの交換修理と比べて安価に修理ができますが、液晶が全く映らないなどでバックライト故障が原因と考えられる場合にはご利用いただけません。
今回はバックライトは異常なし、明白な液晶パネル故障でしたので、液晶パネルの交換修理を実施しました。

まずはMacの分解技術、液晶ディスプレイの取り外し

液晶パネル交換修理の開始です!
液晶パネルを交換するには、まずはMacを分解して液晶ディスプレイを筐体から取り外します。
この方法はMacの分解サイトとして有名なiFixitさんでも分かりやすく紹介していますので割愛します。
Macの分解技術は、Mac修理業者としてはもちろん出来て当然の修理技術です。
ここまでは液晶パネル交換修理の入り口に過ぎません。
画像のように液晶ディスプレイだけの状態にできてから、いよいよ液晶パネル交換修理に進みます。

液晶パネルの分解技術

ここからはiFixitさんでも紹介していない分解の様子となります。
取り外した液晶ディスプレイから、液晶パネルを取り外します。
液晶パネルの分解には、まずはフロントベゼルを外したり、周りのラバーフレームを取り外す必要があります。
これらを外すと液晶パネルが止まっているネジが露出しますので、このネジをすべて外します。
このあとは液晶パネルの取り外しです。
たとえすでに液晶が破損していようと、さらに破損が広がったり、液晶を破損させないよう慎重に取り外しを行います。


MacBookPro、MacBookAirの2020年までのモデルでは、このあとは新しい液晶パネルを取り付けて元に組み立てれば修理完了!。。。なのですが、このMacBookPro 14inch 2021モデルの液晶パネル交換はそうはいきません。
ここから難易度の高い『液晶パネル基板のICチップの移植』作業が必要となります。

ハンダとICチップのリボール技術

取り外した故障している液晶パネルの基板部から、該当するICチップを2つ取り外した上で、取り外した2つのICチップを新しい液晶パネルの基板部に移植します。
この作業を誤れば液晶パネルは表示できません。
この作業は、ハンダ技術に加え、ICチップのリボール(再度ハンダボールを適切に生成する)技術が必要となります。
一度取り外したICチップを再実装するには、そのままではハンダボールの量や高さがまばらであり、正確に再実装できません。
このため取り外したICチップについていたハンダボールをすべて除去し、再度リボール技術により新しいハンダボールを生成します。

新しい液晶パネルを取り付けて修理完了

ICチップの移行後、新しい液晶パネルを取り付けて接着させます。
あとは元の通り組み立てれば、MacBookPro 14inch 2021モデルの液晶パネル交換修理の完了です!!

まとめ

MacBookPro 14inch 2021モデルの液晶パネル交換修理の様子はいかがでしたでしょうか?

Macの分解技術
液晶パネルの分解技術
ハンダとICチップのリボール技術

このどれかの修理技術が欠けている、又はこのどれかで失敗してしまっては成し遂げられない、まさにMac修理技術の総結集とも呼べる難易度の高い修理でした。
Macの液晶パネル交換修理は、Mac修理の確かな実績と技術力のアーストへお任せください!

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【MacAid】Macサポートサイト移行のお知らせ https://mac.arst.jp/mac-support-site-transfer/15509/ Fri, 23 Feb 2024 07:17:06 +0000 https://mac.arst.jp/?p=15509 Copyright © 2024 Mac修理アースト All Rights Reserved.

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平素は弊社をご愛顧賜り、誠にありがとうございます。

アーストでは、より専門的かつ明確なサービス提供を目標に、Macサポートサービスの名称をMacAid(マックエイド)としてリニューアルし、別サイトへ移行いたしました。

これまでのリモートサポート、出張訪問サポート、Mac法人保守に関しましては、MacAidよりご利用ください。

MacとAdobeのサポートなら|MacAid

インターネットに繋がらない、メールの送受信ができなくなってしまったなどのMacのトラブルシューティングはもちろん、バージョンを問わないAdobeソフトウェアのサポート、古いMacから新しいMacへのデータ移行など、今後も変わらぬクオリティでよりプロフェッショナルなMacサポートサービスをご提供して参ります。

なお、これに伴い、こちらの mac.arst.jp サイトはMac修理サービスに特化したMac修理専門サイトとして独立いたしました。
今後もMac修理レポートなどで弊社のMac修理実績と技術力を明確にお伝えしつつ、
『Macの修理といえばアースト』だと広く皆様にご認識していただけるよう、努めて参ります。

今後とも変わらぬお引き立てのほど、よろしくお願い申し上げます。

株式会社アースト

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【他社の誤診に注意】スリープ復帰後、トラックパッドが反応しない MacBookAir M1 修理 https://mac.arst.jp/macbookair-m1-after-sleep-logicboard-repair/15453/ Fri, 16 Feb 2024 10:05:07 +0000 https://mac.arst.jp/?p=15453 Copyright © 2024 Mac修理アースト All Rights Reserved.

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トラックパッドやキーボードが反応しなくなる

東京都中野区のお客様より、MacBookAir M1 2020モデルの修理をご依頼いただきました。

症状としては、起動直後は問題なく使用できるものの、スリープから復帰させると必ずトラックパッドとキーボードが反応しなくなってしまうという症状でした。
動画の通り、『スリープからの復帰』がトリガーとなり、トラックパッドとキーボードが操作できなくなるという今回の不思議な症状。
操作できなくなったあとは仕方がないので、USB接続のマウスを使用する必要がありました。

他社では70,000円以上の修理見積だった

実は本件は、弊社にご依頼いただく前にすでに他社にて診断をしてもらったとのことでした。
他社の診断では、キーボードとトラックパッド、関連IOボードの交換、そしてロジックボードも修理する必要があるとの診断により、70,000円を超える修理見積だったそうです。
他社との連絡の行き違いや診断料などに疑念があり、セカンドオピニオンとして弊社にご依頼いただいたという経緯でした。
診断料に加え、詳細診断料というものがかなり高くついたそうです。
変わったルールで修理対応している業者さんがいるようです。
もちろん弊社では初期診断料はかかりません。

トラックパッドやキーボードは異常なし

診断の開始です。
症状として、まずはキーボードやトラックパッド、関連IOボード、IOケーブルの故障を考えます。
この診断の結果、キーボードやトラックパッド、関連IOボード、IOケーブルには異常がないことを確認しました。
こうなると原因は別にあるということになります。
お客様のロジックボードを診断用のトップケース(正常なキーボード、トラックパッド、関連IOボード、IOケーブルのセット)に仮付したところ、なんとそれでも症状が発生!!
このため、ロジックボードの不具合による症状であることが確定しました。
では、ロジックボードのどこが悪いのか?
ロジックボードの検査を行いました。

スリープ復帰後、基板回路の一部に電圧なし

ロジックボードを取り外し、テスターでスリープ復帰後の基板をチェックしたところ、トラックパッドやキーボードをアクティブにする回路に電圧が発生していないことを確認しました。
回路上の電圧を回復させるため、ロジックボードの修理が必要です。
診断結果をお客様にお伝えし、ご了承いただきましたので、ロジックボードを修理しました。

ワイヤーを使用して回路の一部を変更

問題のトラックパッドやキーボードをアクティブにする回路を修復します。
はんだとワイヤーを使用して回路の一部を変更し、別の回路からこの回路に電圧を借りてくる修理を実施しました。
画像のように5mmほどの長さで糸のように細いワイヤーを使用しました。
これにより、トラックパッドやキーボードをアクティブにする回路にスリープ復帰後も正常な電圧が発生するようになりました。

スリープ復帰後のトラックパッドとキーボードの動作が回復

ロジックボードの修理をして組み立てて動作確認。
動画の通り、無事スリープ復帰後のトラックパッドとキーボードの動作が回復しました!!
今回も無事修理完了です。

まとめ

セカンドオピニオンの修理依頼でしたが、今回も他社の修理見積よりも断然安価に修理完了となりました。
トラックパッドとキーボードが反応しなくなるという症状でしたが、今回のように原因はロジックボードに潜んでいるということもあります。
このような難しい症状の場合、他社では誤診となる場合があります。
Macの修理は長年の修理実績と経験、技術力のあるアーストへぜひお任せください。

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【バッテリー膨張による変形】MacBookPro 2010 バッテリー交換修理 https://mac.arst.jp/macbookpro-13inch-2010-battery-repair/15426/ Mon, 15 Jan 2024 09:33:37 +0000 https://mac.arst.jp/?p=15426 Copyright © 2024 Mac修理アースト All Rights Reserved.

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2010年モデルMacBookPro Retina 13inchの修理レポートです。

東京都練馬区にお住まいのお客様から『バッテリーが膨張してトラックパッドが押せなくなっている』というご相談をいただきました。
トラックパッドが押せないので代わり外付けのマウスを使っているというお話で、早速本体をお持込いただきました。

押せないというレベルではない

実際に本体を拝見したところ、おそらく膨張したバッテリーがMac内部から強い力で圧迫しており、トラックパッドが飛び出してしまっていました。

もはやこうなると『トラックパッドが押せない』というレベルではありません。下手するとトラックパッド自体が壊れてしまっている可能性もありますので、これは分解して検証する必要があります。

ボトムケースも変形していました

バッテリーの状態と、トラックパッドをはじめとした本体への影響を確認すべく本体を分解しようとした時に気づきましたが、ボトムケースも変形してしまっておりました。

この写真はバッテリー交換後のものですが、正常なバッテリーをつけてネジをしめても少し隙間があくようになってしまっていました。すごい力ですね。

本体を分解してみたところ、案の定バッテリーが激しく膨張しておりました。

 

トラックパッドは無事でした

膨張のない検証用のバッテリーに交換し、改めて起動させたところトラックパッドはクリックを始め、全ての機能が正常に使える事がわかりました。不幸中の幸いでした。ただトラックパッドを固定するネジの金具が若干変形してしまっていた為、こちらを修正。
その結果、見た目では全く問題ないぐらい修復する事ができました。

見積もり連絡

お客様に診断の結果をお知らせし、バッテリーの交換でお見積もりご了承いただいたので早速パーツ手配、そして交換と相成りました。

 

まとめ

新しいバッテリーに交換しハードウエアのテストをパスしたら、続いては充放電のテストを数回繰り返します。この結果問題ないことが確認できましたら完了のご連絡となります。
今回のMacは2010年式のMacBookProということで普通に考えたら13年ほど前のモデルになります。今回は膨張という形でのご依頼となりましたが、おそらく膨張がなくてもバッテリーの持続時間がかなり短くなってしまっているケースが殆どなのではと思います。
幸いバッテリーはまだ交換する新品パーツの手配ができますので、バッテリーのことでお悩みの方は是非アーストまでご相談ください。

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【超絶キレイ!】Macの液晶を新品みたいにピカピカに掃除する方法 https://mac.arst.jp/mac-display-cleaning/15311/ Thu, 28 Dec 2023 13:39:29 +0000 https://mac.arst.jp/?p=15311 Copyright © 2024 Mac修理アースト All Rights Reserved.

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Macの液晶を掃除しよう!!

今年も年の瀬、大掃除が大変な時期ですね。
家屋の大掃除をする場所はいつも決まっているかもしれませんが、Macの液晶の掃除、忘れていませんか?
今年も1年間頑張ってくれたMacです。
特に顔とも言える液晶画面、汚れていませんか?
Macの液晶も掃除してあげましょう!!

弊社ではMacを修理してご返却する際、必ず液晶をクリーニングしてご返却しています。
修理後、お客様よりこんな嬉しいお言葉をいただける時があります。

「Macの液晶もキレイにしてくれてありがとうございます!」
「自分でやってもこんなにキレイになりません。どうやってMacの液晶を掃除しているんですか?」

ありがとうございます。
そこで、今回は弊社でのMacの液晶クリーニング方法を、汚れレベル1〜3に分けてご紹介します。
この液晶クリーニング方法は、MacBookPro、MacBookAir、MacBook、iMacなど、すべてのグレア(光沢)液晶搭載Macで利用できる方法となります。

!!注意事項!!

稀に液晶のクリーニングによって、逆に液晶を割ってしまったり、液晶を傷つけたりしてしまうことがあります。
特に以下の点には注意してください。
自信のない方は液晶のクリーニングは無理に行わないでください。

◾強い力、指の圧力で液晶を押し付ける
◾液晶のクリーニングに全く関係のないクリーニング剤を使用する
◾ひどく汚れていたり、劣化しているクリーニングクロスを使用する
◾暗い部屋など、Macの液晶の状態を確認しづらい環境で作業する

汚れに見えるものは実際にはコーティング剥がれや傷である場合があります。
コーティング剥がれや傷はこの記事の方法では改善できません。
無理に液晶を拭き続けたり、強い力を加える、研磨するといったことはやめましょう。

※ご自身でDIYによるMacのメンテナンスは自己責任となります。この記事の作業により液晶割れや液晶表示不良など、あらゆる故障やトラブルが発生しても責任は追いかねますが、トラブル改善や修理対応をご所望の際はお気軽にお問い合わせください。

自分のMacの液晶を理解しよう

2005年以前に発売されたMacは、ノングレア(非光沢)液晶が採用されています。
2006年に発売された MacBook 13inchモデル をきっかけに、Macでもグレア(光沢)液晶が採用されました。
2006年以降も、機種によってしばらくはBTOによるカスタム購入の注文でノングレア液晶に変更することができました。
しかし、現在はそのオプションはなく、すべてグレア液晶となります。
2023年に発売されたMacも、もちろんグレア液晶となります。

今回は、MacBookPro 13icch 2020年モデルを例として、液晶クリーニング方法をご紹介します。
ちょうど汚れレベルMAXな良い例がありました。
最後には、この汚い液晶が新品のようにキレイになりますので、ご期待ください!!

必要なもの

Macの液晶クリーニングでは主に下記を使用しています。

◾タオル(汚れがひどくないもの)
◾ティッシュ
◾クリーニングクロス(マイクロファイバー)
◾無水エタノール(99.5vol%以上)

すべてAmazonなどで手軽に購入することができます。

無水エタノールは微々たる量を使用します。
無水エタノールは手荒れを発生させます。
気になる方はゴム手袋などで手を保護しつつ作業してください。

汚れレベル1

指紋や埃などの軽微な汚れがある場合、基本はクリーニングクロスによる空拭きのみで仕上げます。
クリーニングクロスは小さくクルクル回しながら汚れを拭き取っていきます。
この段階で、例え頑固な汚れがあっても力を入れ過ぎないでください。
その汚れはレベル2以上です。
頑固な汚れがあった場合には、次項以降の方法を試しましょう。

汚れレベル2

例えば、食べかすや炭酸飲料の糖分が付着した場合など、放置すると除去しずらい汚れになります。
こういったレベル2の汚れはクリーニングクロスだけでは除去できない場合があります。
この場合、まずは固く絞って濡らしたタオルで濡れ拭きをします。
濡れ拭きで除去しずらい汚れを取った後、仕上げとしてクリーニングクロスを使用します。

汚れレベル3

液晶の頑固な汚れの例ですが、実は意外に手の油や垢による汚れです。
特に油汚れは拭いても拭いても取れない場合があり、
実際かなりのお客様のMacの液晶にこの油汚れが付着しています。
中々液晶がキレイにならない原因はこの油汚れです。

油汚れの除去には、下記の方法を行います。

◾無水エタノールを付着させたティッシュを作成する

ティッシュを折りたたみ、画像のようにコンパクトな四角形にしましょう。
その後、無水エタノールの口にティッシュを付け、一緒に一瞬大きく傾けてティッシュに無水エタノールを付着させます。
無水エタノールを液晶に直接垂らしたり、吹きかけたりはしないでください。
無水エタノールの多様は、液晶表面のコーティングを剥がしてしまう恐れがあります!!
必ずティッシュに微々たる量を染み込ませる程度にしましょう。



◾無水エタノールを付けたティッシュで液晶を掃除する

あとはクリーニングクロス同様、やさしく円を描くように無水エタノールを付着させたティッシュで液晶を拭いていきます。
拭いている最中は、画像のように液体が液晶に付着したような状態が続きます。

しかし大丈夫です。
気にせず付着が無くなるまで拭いてください。
99.5%のエタノールは自然と気化します。
気化するまでに油を浮かし、できる限り除去してください。

◾仕上げはやっぱりクリーニングクロス

無水エタノールを付けたティッシュで液晶を掃除すると、画像のようにまだ取りきれていない油が伸びて薄く付着している場合があります。

これも大丈夫です。
むしろこの状態にまで持っていければ、これまでのフローは成功です。
伸びて付着した油も間もなく除去できます。
この最終的な除去には、やっぱりクリーニングクロスです。
クリーニングクロスで液晶を拭いていきます。
この時クルクル円を描くように拭くことはもちろん、縦横一直線に全体を拭いていきます。
目視で浮いた油汚れが完全になくなるまで頑張って拭き取ります。

新品同様、ピカピカで清潔な仕上がりに

MacBookPro 13icch 2020年モデルを例に画像でご紹介しましたが、
このクリーニング方法で、新品同様ピカピカで清潔な液晶にすることができました!!


まとめ

Macの液晶クリーニング方法はいかがでしたでしょうか?
新年は清潔で美しい液晶画面のMacから、気持ちよく業務を開始したいものですね。
ぜひ、Macの液晶クリーニングをトライしてみてください。
みなさま、良いお年をお迎えください!!

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日頃のご愛顧、誠にありがとうございます。
弊社の年末年始営業スケジュールは下記の通りとなります。

年内営業 ー 2023年12月27日まで
年始営業 ー 2024年1月5日より

誠に勝手ながら、2023年12月28日 〜 2024年1月4日まで年末年始休業とさせていただきます。
その間のお問い合わせにつきましては1/5以降のご返信となる可能性がございます。
よろしくお願い申し上げます。

株式会社アースト

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