iMac(27inch Mid2011)モデルの修理レポートです
東京都練馬区のお客様からMac修理のご依頼です。
電源投入後、アップルマークの起動途中だったり、普通に動作している時に突然モニタが真っ暗になってしまう・・ということでご依頼いただきました。
実際に検証していたみたところ、画面が真っ黒になってもキーボードのCapsロックは点灯し、音量調節キーを押すと動作音が鳴る状態でしたので画面が点いていなくても本体が動作しているのがわかります。このような症状の場合は液晶パネル自体の不良やグラフィックボードの問題が最初に疑われるわけですが、その切り分けとしては外部出力ができるかどうか?これが参考になります。
外部出力で別のモニタに映像を出力する事が出来、さらにその映像が正常に映っているようならグラフィックボードではなく液晶不良の可能性の方が高くなってきます。
次なるチェックポイントとしては液晶そのもの、液晶と本体をつなぐケーブル、それから液晶に光を送るインバーターなどを個別にチェックしていきます。これにより問題部分のさらなる切り分けができる訳ですね。
これらを行なった結果、今回はインバーターに問題がある事が判明しました。
例によって分解過程の写真をご紹介したいと思いますが、インバーターへはハードディスク交換と同様の分解手順でアクセス可能という事で
iMacのLate2009〜Mid2011までのハードディスクへアクセスするまでの分解の様子は以前の下記の記事をご覧ください。
iMacのSSD換装修理[27inch Mid2011]
本記事では上記の続きとして液晶パネルが外されたところからご紹介する事とします。
液晶が外れた状態です。
インバーターこいつです。
ネジを外して。
これでインバーターが外れます。
と、その前に接続ケーブルを外すのを忘れずに!!
無事取り外し完了しました!
正常なパーツと交換したら、同じ過程をへて組み上げていきます!
この作業を行う事で、当初発症していたアップルマークの途中や起動中に画面が暗くなる症状は見られなくなりました。弊社のこだわりとしては交換後に状態が改善したとしても安易に修理を終了させないというところがあります。入念に(時間の許す限り)しっかりと安定動作を続けてくれるかどうかをチェックした上で自信を持って完了連絡としたいからです。
iMacという機種は映像周りの不具合が意外に多い機種です。今回の症状はもちろんですが、その他液晶モニタに映像乱れなどが発生したら、まずはアーストへお気軽にご相談下さい。
(案件13640-001)