突然電源が入らなくなった
千葉県千葉市のお客様より、MacBookAir (15-inch, M2, 2023) A2941 ミッドナイトカラーモデルの修理をご依頼いただきました。
2023年モデルということもあり、まだ発売して2年目の新しいMacBookAirです。
症状は、突然Macの電源が入らなくなり、MagSafe3ケーブルのLEDランプも全く光らない状態になってしまったとのことでした。
アーストのMac修理は、電源が入らない症状のMacの修理を最も得意としており、これまで多くの修理実績がございます。
この度も無事データを保持したまま修理できましたので、その様子をお届けします。
Magsafe3のLEDランプは重要
診断をする上で、Magsafe3ケーブルのLEDランプの状態は、Macの状態を把握するための目安にもなります。
以下がLEDランプの状態ごとの目安となります。
2) オレンジに点灯 🟠 → 正常。バッテリーを充電中、macOSの自己判断で充電保留中
3) 消灯とオレンジの点滅 ⚪️🟠 → Macに問題あり。ロジックボード故障の可能性あり
4) 点灯しない(光らない)⚪️ → Macに問題あり。多くはロジックボードの故障
今回は4) 点灯しない(光らない)に該当しました。
USB-Cチェッカーの値もショートの可能性を示していました。
この場合、ロジックボードに問題があります。
MacBookAirを分解してロジックボードを取り出して検査していきます。
ロジックボードを検査
ロジックボードの検査をしていきます。
まずはテスターを使用して問題のある回路を検出していきます。
その結果、一部の回路にショートが発生していることを確認しました。
問題の回路を検出したあとは、さらにショートポイントとなっている故障しているコンポーネントを検出します。
今回もやはり1つの故障コンデンサがショートポイントとなっていました。
故障コンデンサを交換
ロジックボードの検査で検出した故障コンデンサを交換しました。
組み上げたところ、Magsafe3ケーブルのLEDランプがオレンジに点灯し、無事起動回復しました!
ログイン画面を確認、データもすべて保持されています。
専用診断プログラムによるすべてのハードウェアテストもクリア。
このたびも無事修理完了となりました!!
故障したロジックボードを治します!
今回も電源が入らないMacの修理を無事に終えることができました。
MacBookAirなどのノートブックタイプの場合、電源が入らなくなる最も多くの原因はロジックボードの故障です。
弊社では、基板修復技術によってロジックボードを交換せずに安価かつ的確にMacを修理する技術がございます。
これまでの同様の症状の修理レポートもご覧ください。
Macの電源が入らない症状でお困りの際は、アーストのMac修理にお任せください!!
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