HDD・SSDのフォーマット形式とは?種類や特徴を詳しく解説!

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外部ストレージ(HDD・SSD)のフォーマット形式とは?種類や特徴を詳しく解説!

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パソコンと外部ストレージ(HDD・SSD)を接続するには使用環境に合わせたフォーマットが必要です。
フォーマットを設定することで、ファイルの書き出しや読み込みができるようになります。

パソコン側で外部ストレージのフォーマットを変更できますが「どれが最適なフォーマット形式なのかわからない」という悩みもあるでしょう。
フォーマットを変更するとすでに保存されているデータが消去されるので、十分注意しなければいけません。

当記事では、フォーマットの詳細から種類や特徴について詳しく解説します。
パソコンに合わせて最適なフォーマット形式を理解できるので、ぜひ参考にご覧ください。

【HDD・SSD】フォーマットとは

【HDD・SSD】フォーマットとは

フォーマットとは、データやファイルを記録するための形式を指します。
外部ストレージにもフォーマット形式があり、パソコンに使用するときはフォーマットが必要となります。

パソコンによって対応しているフォーマット形式が決まっているため、外部ストレージを使用するときは最適な形式を選ばなくてはいけません。
フォーマット形式は変更すると、すでに保存されているデータが消去される仕組みとなっています。

そのためフォーマット形式を変更するときに重要なデータが保存されているときは、事前にバックアップをとっておきましょう。

フォーマットをおこなうタイミング

外部ストレージのフォーマットをおこなうタイミングとしては、初期化時や購入時が最適です。
保存されているデータを全て消去したいときは、フォーマットすることで初期化できます。

Macのフォーマット確認方法

Macで使用している外部ストレージのフォーマットを確認するときは、以下のステップでおこなってください。

ステップ1.「Finder」を開く

ステップ2.接続している外部ストレージアイコンを右クリック

ステップ3.外部ストレージを右クリックして「情報を見る」を選択

以上です。
表示される「フォーマット」から現在のフォーマット形式を確認できます。

とくに難しい手順はないので、ぜひチェックしてみましょう。

Windowsのフォーマット確認方法

Windowsで使用している外部ストレージのフォーマットを確認するときは、以下のステップでおこなってください。

ステップ1.左下の「スタートボタン」をクリック

ステップ2.「スタートメニュー」のアプリ一覧から「Windows システム ツール」を選択

ステップ3.「PC」から「マイコンピュータ」を選択

ステップ4.接続している外部ストレージアイコンを右クリック

ステップ5.「プロパティ」をクリック

以上です。
ファイルシステムに記載されているものがハードディスクのストレージ形式となります。

使用領域や空き領域、容量なども確認できるので、合わせてチェックしましょう。

【HDD・SSD】フォーマットの種類・特徴

【HDD・SSD】フォーマットの種類・特徴

外部ストレージであるHDDやSSDには、以下のようなフォーマット形式があります。

  • APFS
  • HFS+
  • NTFS
  • FAT32
  • exFAT

それぞれの特徴について説明するので、使用中のデバイスに合わせて最適なフォーマット形式を選びましょう。

APFS

APFSは、HFS+と同じくMacのみ使用できるフォーマット形式です。
HFS+の上位互換となっており、耐障害性やセキュリティー面でアップデートされています。

また、スナップショット機能もあるので、誤操作が発生したときでも安心です。
Apple製品しか使用しないのであれば、APFSのフォーマット形式を利用しましょう。

HFS+

HFS+は、Macのみ使用できるフォーマット形式です。
Appleが開発したファイルシステムとなっており、Macのデバイスしか使用することはできません。

Mac OS X 10.2.2以降ではジャーナリング機能が実装されたこともあり、安全にデータを保護できます。
Macを使用しているなら、HFS+のフォーマット形式がおすすめです。

NTFS

NTFSは、WindowsとMacで使用できるフォーマット形式です。
Macの場合、読み込みはできますが書き込みができません。

こちらはMicrosoft社が開発したファイルシステムとなっており、基本的にWindowsデバイスで稼働するようになっています。
停電など突然パソコンがシャットダウンしたとしても、データが破損しないように設計されています。

また、誤操作によってデータを上書きしたときは、スナップショット機能で復元可能です。
データを保護できる「ジャーナリングファイルシステム」を取り入れているため、Windowsを使用するならNTFSのフォーマット形式がおすすめです。

FAT32

FAT32は、MacとWindowsどちらでも使用できるフォーマット形式です。
exFATと同じく凡庸性は高いですが、4GB以上のファイルの取り扱いができない点はデメリットです。

また、ほかのフォーマット形式に比べて耐障害性に弱いので、停電時にデータが破損する可能性があります。
FAT32しか対応していない古いデバイスを使用するときにおすすめです。

exFAT

exFATは、MacとWindowsどちらにも使用できるフォーマット形式です。
NTFSと比較すると耐障害性が弱いですが、デバイスを選ばず使用できる点は魅力です。

exFATにはジャーナリング機能がないので、データ消失やフォーマットエラーなどのリスクがあります。
そのためexFATのフォーマット形式を使用するときは、定期的なバックアップが大切です。

注意点として、Macの「TimeMachine」アプリが使うことができません。
MacとWindowsのどちらでも使用したいときは、exFATのフォーマット形式を選びましょう。

Macのフォーマット方法

Macのフォーマット方法

Macで外部ストレージのフォーマットをおこなうときは、以下のステップでおこなってください。

ステップ1.「Finder」を開く

ステップ2.「アプリケーション」の「ユーティリティ」フォルダをクリック

ステップ3.「ディスクユーティリティ」をクリック

ステップ4.フォーマットする外部ストレージを選択

ステップ5.「消去」をクリック

ステップ6.フォーマット選択

以上です。

Windowsのフォーマット方法

Windowsのフォーマット方法

Windowsで外部ストレージのフォーマットをおこなうときは、以下のステップでおこなってください。

ステップ1.左下の「スタートボタン」を右クリック

ステップ2.「ディスクの管理」を選択

ステップ3.ハードディスク一覧からフォーマットしたいストレージを選択

ステップ4.ストレージを右クリック

ステップ5.「ディスクの初期化」をクリック

ステップ6.フォーマット形式を選択して「OK」をクリック

ステップ7.「ディスクの管理」から指定ストレージを選択して「未割り当て」を右クリック

ステップ8.「新しいシンプルボリューム」をクリック

ステップ9.新しいシンプルボリュームウィザードから「次へ」をクリック

ステップ10.ボリュームサイズの指定を設定して「次へ」をクリック

ステップ11.ドライブ文字またはパスの割り当てから「次へ」をクリック

ステップ12.パーティションのフォーマットを設定して「次へ」をクリック

以上です。
少し手順は長いですが、こちらで外部ストレージのフォーマット形式をおこなえます。

外部ストレージを消去すると保存されているデータが消去されるので、事前にバックアップをとっておくようにしましょう。

まとめ

今回は、HDD・SSDのフォーマット詳細から種類や特徴について詳しく解説しました。
フォーマットは、外部ストレージをパソコンで使用するために必要不可欠な存在です。

ストレージの初期化時や購入時には、パソコンのフォーマットをおこなうようにしましょう。
Mac修理専門店であるアーストでは、Macに関わるさまざまなサポートに対応しています。

周辺機器との接続についても相談可能なので、ぜひ気軽にお問い合わせください。

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