スリープから電源が入らなくなった
三重県桑名市のお客様より、Macmini M1 2020 A2348 モデルの修理をご依頼いただきました。
スリープを解除しようとしたら起動音が3回連続で鳴り、その後電源が入らなくなったとのことでした。
AppleStoreでは?
弊社にご依頼いただく前に、まずはAppleStoreで診てもらったそうです。
AppleStoreでは、ロジックボードの交換修理が必要であり、61,900円の修理見積だったそうです。
より安価に修理が可能なMac修理業者を探していたとのことで、弊社へご依頼いただきました。
分解・ロジックボードの検査
ご申告通り、電源が全く入らない症状を確認。
前面のパワーランプが光りません。
分解をして内部の状態を確認。
メイン基板であるロジックボードを取り外して、ロジックボードをテスターで検査しました。
すると基板回路の一部にショートが発生していることが判明。
さらにショートの原因を探っていきます。
ICチップの内部破裂を確認
テスターで発見したショート回路付近を目視検査したところ、付近のICチップの一部に内部破裂した突起を確認。
さらに検査を進めたところ、このICチップの故障によりショートが発生していることを確認しました。
ショートポイントを検出。
この場合、弊社では基板修復技術により、故障しているロジックボードそのものの修復を実施します。
ロジックボードの修理を実施
基板修復技術にて、故障していたICチップ(CD3218B12)の交換修理を行いました。
データを保持したまま起動回復
故障していたICチップの交換修理を行ったところ、無事起動回復しました。
パワーランプも点灯し、元気に冷却ファンも回転、お客様のログインユーザ名も確認しました。
この度もデータを保持したまま無事修理完了となりました。
まとめ
Macmini M1 2020 A2348 モデルのこの機種のロジックボード修理は今回初めてだったため、ご紹介いたしました。
自然とICチップが故障してしまい、電源が入らなくなる個体があるようです。
アーストでは、このような故障の仕方でも基板修復技術によりロジックボードの修理が安価に可能です。
この度のロジックボード修理価格は30,000円ほどと、AppleStoreのおよそ半額で修理完了となりました。
電源が入らないMacのロジックボード修理は、ロジックボード修理の確かな実績と高度な技術のあるアーストへお任せください。
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おまけ
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