iMac Mac修理レポート

電源を押しても反応しない!iMac Late2015の電源ユニット修理

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iMac(5K,27-inch,Late2015)の修理レポートです

今回は三重県にお住まいのお客様から『電源ボタンを押しても反応ない』という事でご郵送いただいたiMacの修理レポートとなります。

初期診断

弊社到着後、早速診断開始です。
まずは通常通り電源ユニット、キーボード、マウスを取り付けて起動ボタンを押します。しかし無反応、今回は三重県からお送りいただいているので輸送の時間を考えれば基板上の電流はほぼ放電されていると考えられますが、念の為SMCリセットを行うも効果なし。
万が一のことを考え電源ケーブルの交換を試すも同じく反応なし。メモリの着脱、交換などを試すも効果なしという事でこうなると次は分解しての内部の状態を見るという流れになってきます。

専用の器具を使い液晶を丁寧に剥がしていきます。
昔のiMacは液晶パネルがねじ止めされていましたが、2013年以降の薄型モデルになってからは強力なテープで固定されています。ねじ止めに比べると取り外しが大変になりました。力任せにやると液晶パネルが割れてしまったり大事なケーブルを切断する事になってしまったりと、結構危険なので分解経験のない方はご自身でやるよりも修理のプロにお任せいただく方が良いかと思います。

原因特定

慎重に分解し、液晶パネルを取り外したら電源交換です。
ただこれも目的の電源ユニットを取り外すためにはスピーカーなどいくつか先に外さないといけないパーツがあります。目の前に電源が見えてて一見簡単に外れそうなんですが、これがなかなかいやらしい作りになってるんですよね。
それから勿論、この電源ユニットもいきなり既に掴んでしまったら感電する恐れがありますので注意が必要です。

 

安全に交換作業を施し、正常な電源と取り付けた状態で再度電源投入。
無事に電源入るようになりましたので、その後は起動した状態で電源以外に何か問題がないかを確認します。
今回は幸いハードウエアについては電源のみの不具合で済みましたので、今後は液晶の貼り付け作業を行います。これについても液晶の周りに丁寧に専用のテープを貼り付け、ずれないように液晶を固定します。

まとめ

今回修理を行ったiMacは2015年モデルという事で、発売から8年ほど経過しています。幸いながらまだ新品の電源パーツの手配も可能ですので、このブログをご覧になっている方でお持ちのiMacの電源が入らなくなったという方がいらっしゃいましたらアーストまでご相談ください!!

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