MacBookPro Mac修理レポート

【ICチップ複数故障】MacBookPro 15nch 2018 A1990 ロジックボード修理

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電源が入らない

岩手県大船渡市のお客様より、MacBookPro 15inch 2018 A1990 モデルの修理をご依頼いただきました。
いつものように使用しようとしたら、急に電源が入らなくなっていたとのことでした。
2018年のモデルですが、現在最新のmacOS14 Sonomaもインストールできる現役機種です。
診断の開始です!!

きっかけはUSB-Cポートの認識不良

お客様にさらに詳しくヒアリングをしたところ、電源が入らなくなる前に、いつの頃からか4つあるUSB-Cポートのうちのいくつかで充電ができなくなっていたとのことでした。
チェッカーを使用したところ、確かに4つのUSB-Cポートのうち、2つは全く反応せず。
残りの2つは反応するものの、Macの起動に必要な電圧や電流が発生していない状態でした。
分解をして、故障の原因を探っていきます。

ロジックボードを検査

分解をしてメイン基板であるロジックボードを取り外しました。
この機種はUSB-Cポート自体の取り外しが可能な機種のため、USB-Cポートを交換してみましたが、状態は変わらず。
このため、ロジックボードの検査を実施しました。
検査の結果、認識不良を起こしていた2つのUSB-Cポートに関連する2枚のICチップの異常を確認。
ポート自体ではなく、関連するロジックボード上のICチップ2枚の故障を検出しました。
お客様に今回の原因と御見積をお伝えし、修理にご了承いただきましたため、ロジックボードの修理をしました。

2枚の故障ICチップの交換修理

故障していた2枚のICチップを交換してロジックボードを修理しました。


※故障していた2枚のICチップ
CD3215C00
89CLN8T

CD3215C00
89CTEXT

起動回復! 4つのUSB-Cポートもすべて回復!!

ICチップを交換して組み上げたところ、無事起動回復しました!
もちろん、お客様のデータはすべて保持されたまま起動回復しました。
4つのUSB-Cポートの動作検証をしたところ、無事4ポート共に充電ができる状態に回復しました!!

まとめ

複数のICチップが故障していたという稀なケースではございましたが、今回も無事修理完了となりました。
今回のように、Macの電源が入らなくなってしまう前に、そのきっかけや兆候がある場合があります。
お客様からの故障までの詳細な経緯のご回答により、今回も無事修理ができました。
ありがとうございます。

電源が入らなくなった場合など、Macのロジックボード修理は、ロジックボード修理の確かな実績と高度な技術のあるアーストへぜひお任せください。

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おまけ

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