MacBookAir Mac修理レポート

【液体こぼし】MacBook Air (M2, 2022)‎モデルのキーボード交換修理

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キーボードにコーラをこぼしてしまった

埼玉県所沢市のお客様より、MacBook Air (M2, 2022)‎ミッドナイトカラーモデルの修理をご依頼いただきました。
キーボードにコーラをこぼしてしまい、すぐに拭くなどしたものの、1/3ほどのキーで押した時の反発が鈍くなってしまったとのこと。
又、ご自身でキートップの取り外しや洗浄をしたものの、一部キーが直っていなかったり、さらに状況が悪化してしまったとのことで修理をご依頼いただきました。

新宿ラボにお持ち込みいただきMacを診断したところ、ご申告の症状を確認。
状態としてキーボードの交換修理が必要であったため、御見積にご了承いただいたのち、キーボード交換修理を実施しました。

Macのキーボード交換修理とは

そもそもMacのキーボード交換修理とはどんなものなのか?
Macのキーボード交換修理と聞くと、iMacなどのデスクトップ型のMacにUSBやワイヤレスで繋いだキーボードを交換するというイメージが第一に思い浮かぶと思います。
しかし、MacBookProやMacBookAirなど、ノートブック型のMacの場合はどうでしょうか。
ノートブック型のMacの場合、キーボードの外見としてはトラックパッドやタイピングの際に両手をのせるパームレストなどすべてが一体となっています。
下記の画像の通り、この一体となったパーツは「トップケース」と言います。

Appleや他社のMac修理では、キーボード故障の場合、このトップケースごとの交換修理となるため、キーボードのみの故障であっても高額な修理になってしまいます。
さらに液体こぼしは「自損」扱いとなるため、通常の修理金額よりもさらに高額な修理費用となってしまいます。

しかし、アーストのMac修理では、下記の画像の通り、まさに「キーボードのみ」のパーツ交換修理が可能です。

もちろん液体をこぼして故障してしまっても修理金額は変わず通常修理と同一価格になります。
このため、Appleや他社に比べて安価にキーボード交換修理が可能となります。

過去のMac修理レポートでも同様のキーボード交換修理をご紹介しています。
こちらもぜひご覧ください。

今回は、MacBook Air (M2, 2022)‎モデルということもあり、他のサイトでもこのモデルのキーボード交換修理実績は見かけませんでしたので、この記事によりその様子をぜひご覧いただければと思います。

キーボード交換修理開始

それでは、MacBook Air (M2, 2022)‎モデルのキーボード交換修理の開始です!!

まずボトムケース(裏蓋)を開けてから、下記の通り、Macの分解を進めていきます。

・関連ケーブルと保護カバーの取り外し
・ロジックボードの取り外し
・左右のスピーカユニットの取り外し
・液晶ディスプレイの取り外し
・I/Oボードの取り外し
・バッテリーの取り外し

。。。ここまでですでにお察しいただいたと思いますが、
MacBook Air (M2, 2022)‎モデルのキーボード交換修理は、トップケースのみの状態にする必要があり、これはほぼ全分解が必要となります。
簡単そうだから、ちょっと調べてやってみようというレベルではもちろんございません。
要注意です。

トップケースのみの状態にしてから、バックライトシートを取り外します。

バックライトシートを取り外したら、いよいよキーボードが露出します。
キーボードの周囲はネジで止まっていますが、それ以外の中央にかけてはビスで固定されている構造となるため、適切な工具を使用してキーボードを取り外します。

キーボードを取り外すと、画像の通り、トップケースがキートップの外装のみの状態になります。

顕著な液体痕を確認

ここまで分解すれば、あとは新しいキーボードを取り付けて組み立てるだけ。。。となりますが、今回の故障は液体こぼしがそもそもの原因です。
分解して取り外したトップケースやバックライトシートなどを確認したところ、やはり顕著な液体痕がありました。
液体の糖分は特に付着が残ります。
コーラの糖分恐るべし。
びっしり糖分による液体痕が付着していました。
新しいキーボードを取り付ける前に、この液体痕を綺麗に洗浄します。

新しいキーボードに交換

液体こぼしによる糖分(液体痕)をすべて除去しましたので、いよいよ新しいキーボードを取り付けます。
取り付け後、日常のタイピングによる圧力に耐えられるように、適切に新しいキーボードを取り付けて固定します。
あとは分解の逆工程で組み上げていけば、キーボード交換はひとまず完了です。

診断ツールによる全キー入力テスト異常なし

アーストのMac修理では、もちろんパーツの交換修理後に適切な診断ツールを使用して最終的な動作検証を行います。
アーストはIRP加盟店であるため、Appleも使用している診断ツールを使用することができます。
この診断ツールでは、お客様のユーザアカウントでログインをする必要はございません。
このため、お客様の個人情報を保護しつつ、セキュアで適切な修理後の診断が可能です。

診断ツールによる全キー入力テストもクリアしました!!
これにて、MacBook Air (M2, 2022)‎モデルのキーボード交換修理の完了です。

まとめ

MacBook Air (M2, 2022)‎モデルのキーボード交換修理の様子はいかがでしたでしょうか。

アーストでは、一般の修理業者のメリットと、Apple IRP加盟店だからこそのメリットをハイブリットに活用したMac修理を行っています。

Macの故障でお困りの際は、アーストのMac修理サービスをぜひご利用ください。

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