【目次】
電源が入らなくなったiMacPro
茨城県つくばみらい市のお客様より、電源が入らなくなってしまった iMacPro (2017) A1862モデルの修理をご依頼いただきました。
ついに来ました。。。iMacPro!!
このMacをご存知の方がどれだけいるか不安ではありますが、ついに弊社にもiMacProの修理のご依頼をいただきました。
結果として、無事修理することが出来ましたが、貴重な修理経験となったため、修理レポートとして共有します。
ぜひご覧ください。
iMacProとは?
そもそもiMacProをご存知でしょうか?
Macのシリーズには、プロフェッショナルな編集作業を実現するためにその能力を与えられたProシリーズが存在します。
真っ先に思い当たるのは、MacBookPro、MacPro の2機種のはず。
しかし、2017年にコンシューマ向けの位置付けであったiMacにプロな機能とスペックを惜しげもなく詰め込んだモデルがリリースされました。
それがiMacProです。
スティーブ・ジョブズ亡き後、現ティム・クックCEO肝入りのMacであったことを記憶しています。
当時の販売価格もまさにプロレベル。
中々お目にかかれないMacであり、当時憧れのMacでした。
しかし、テクノロジーは凄まじい速さで進化していきます。
2019年にリリースされたMacProをきっかけにすっかりその影を落とし、現在はMacのラインナップから姿を消してしまいました。。。
iMacProは、そんな少し悲しくも当時の夢と希望が詰まった、とても貴重なMacなのです!!
電源ボタンを押しても無反応
診断の開始です。
お客様のご申告通り、電源ボタンを押しても全く起動せず、電源が入りません。
この場合、まずは電源ユニットの故障を疑います。
しかし、以前に修理レポートでご紹介した【 iMac M1 2021モデル 】とは異なり、外部から接続する電源アダプタではなく、iMacProの電源はユニットとしてMac内部に内蔵されています。
こうなると分解をした診断が必要になります。
iMacProの分解は専用ツール必須
iMacProを分解していきます。
iMacシリーズの分解にあたり、最初に取り外す必要があるのは液晶ディスプレイであり、最も重量のあるパーツも液晶ディスプレイです。
iMacProも同様に液晶ディスプレイが最も重いパーツとなりますが、iMacProに限ってはロジックボードと接続するケーブルが実にタイトな長さになっています。
このため、専用ツールがないと分解時にケーブルの断線や液晶ディスプレイの破損など、あらゆる事故が発生するリスクがあります。
その点においては、弊社は【 Apple IRP 承認店 】であるため、AppleよりiMacProの正規の分解ツールキットを手配することが可能です。
問題なく安全に分解することが出来ました。
ロジックボードに問題あり
液晶ディスプレイを取り外しました。
テスターを使って電源ユニットの電圧測定をしましたが異常なし。
ロジックボードを検査したところ、基板回路の一部に異常値を確認。
ロジックボードに問題があることを確認しました。
さらにロジックボードを取り外して診断していきます。
ショートポイントを特定
iMacProのロジックボードを取り外しました。
ロジックボードを更に調査し、ロジックボード上に無数にあるコンデンサのうち、1つのタンタルコンデンサの故障を検出しました。
この故障したタンタルコンデンサが基板回路のショートポイントとなっていました。

※ロジックボードの番号は、820-00967-09 でした。
故障タンタルコンデンサを交換
検出した故障タンタルコンデンサを交換しました。
起動回復!iMacProの修理完了!!
分解したパーツをすべて組み立てて電源を入れたところ、無事起動回復してログイン画面が出現。
既存のデータもすべて残ったまま修理完了となりました。
元気な起動音と共に復活したiMacPro。
お帰りなさい!!
すべてのMacに敬意を込めて
アーストのMac修理は、すべてのMacに敬意を込めた修理対応をおこなっています。
旧機種のMacであるからといって、あまり知られていないニッチな機種のMacだからといって、決して軽視することなく、そのMacの修理に全力で挑みます。
Mac好きのMacのプロフェッショナルによるMac修理サービスです。
あなたの大切なMacをぜひアーストで修理させてください!!
Macの故障でお困りの際は、お気軽にアーストへお問い合わせください。
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