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2023年も数多くのMac修理をご依頼いただきました
2024年も早くも2ヶ月が経とうとしています。
時の流れは早いものです。
アーストもMac修理業務を開始した1997年から、今年で27年を迎えようとしています。
今回は、去年2023年中にご依頼いただいたMac修理の中でも、最も多かったMac修理ベスト3をご紹介したいと思います。
【Mac修理レポート】にて、これまでも数々のMacの修理事例を投稿してきましたが、これは主に代表的でトレンドなMac修理事例、珍しいMac修理事例、高難度なMac修理事例など、実際にご依頼いただいたMac修理案件を元に画像と共に忠実に投稿しています。
このベスト3では、さらにその裏側、Mac修理レポートとして投稿していない、2023年にご依頼いただいたすべてのMac修理を統計したMac修理ベスト3です。
この記事により、昨今最も多いMacの故障や修理事例をご認識いただけると共に、自ずとその対策もご認識いただけるかと思います。
それでは、第3位からいっていましょう!!
第3位 【2023年最も多かったMac修理】
ストレージ故障、ストレージの交換修理です。
ストレージとは、データを保存するパーツであり、旧来代表的なハードディスク(HDD)や昨今標準的となったフラッシュストレージ、ソリッドステートドライブ(SSD)のことを指します。
2016年以降のMacでは、主にMacBookProなどのノートブック型のMacを中心に、ストレージは取り外しの出来ないMacのメイン基板であるロジックボードにはんだ実装された構造に変化しました。
しかし、iMacなどのデスクトップ型のMacでは、ストレージはやはり旧来からのHDD、又はFusion Drive(フュージョンドライブ)を搭載していたモデルが多いため、特にFusion Driveの故障による修理依頼が2023年のMac修理ランキングに上位に入ったきっかけとなりました。
Fusion Driveは、物理的にHDDとSSDを組み合わせた論理的なストレージ構造となっています。
つまり、HDDかSSDのどちらかが物理的に故障した場合、その論理ストレージ構造は崩壊し、Macは故障してしまいます。
HDDは、パソコンの登場初期から採用されてきたストレージであり長い歴史はありますが、そのパーツの構造上、熱、湿気、衝撃に弱いという弱点があり、おおよそ3〜5年で故障すると言われています。
このため、HDDとSSDでは、パーツの構造上、HDDの故障リスクの方が高いものとなりますが、昨今はSSD側の故障が原因となるケースも増えてきています。
このように、2018年以前のFusion Driveが故障した事例が多く、2023年、最も多かったMac修理第3位となりました。
2018年以前のFusion Driveを搭載したiMacをご利用のお客様は、なるべく早めに単独のSATA SSDへの換装修理をおすすめいたします。
第2位 【2023年最も多かったMac修理】
液晶ディスプレイの故障、液晶修理です。
液晶ディスプレイを搭載したMacは、MacBookPro、MacBookAir、iMacの3機種になりますが、特にノートブック型のMacBookPro、MacBookAirの液晶ディスプレイ修理が多く、2023年、最も多かったMac修理第2位となりました。
MacBookPro、MacBookAirはノートブック型のため、もちろん持ち運ぶ機会も多く、液晶ディスプレイの開け閉めの動作も頻繁に行うと思います。
このため、特に多かったのは、液晶割れ、破損が原因となる液晶修理です。
液晶パネルに何かをぶつけて割れてしまった
液晶ディスプレイを閉じる際に何かを挟んでしまい、液晶パネルが割れてしまった
このような事情で液晶修理をご依頼いただいた数が多かったです。
耐衝撃の液晶フィルムなども販売されていますが、こればかりはやはり日常のご利用を気を付けていただく他ありません。
液晶パネルはとても薄く衝撃に弱いため、割れやすい構造になっています。
液晶パネルに何かをぶつけたり、開閉時に何か挟んだりすることの無いよう、注意してご利用ください。
第1位 【2023年最も多かったMac修理】
ロジックボードの故障による、ロジックボード修理です。
ロジックボードとは、iMacやMacmini、MacBookProやMacBookAirなどのMac全機種で必ず搭載されているパーツであり、まさにMac自身そのものとも呼べるMacのメイン基板のことです。
第3位のストレージもそうですが、昨今のMacでは、コンピュータを構成するあらゆるモジュール(パーツ)がロジックボード基板にはんだ実装されています。
このため、あらゆる症状や故障の原因が、ロジックボードの故障により発生することが増えています。
ロジックボードが故障する要因はさまざまです。
経年劣化などにより自然とロジックボードが故障することもあれば、水やお酒などの飲み物、飲料などの液体をMacにこぼしてしまい、ロジックボードが故障してしまったというケースのご相談もとても多かったです。
アーストでは、故障してしまったロジックボードを修理する「基板修復技術」があります。
これにより、ロジックボードを高額な「パーツ交換対応」することなく、Macを比べて安価に修理することが可能です。
ロジックボードの故障ポイント(ショートポイント)などを精査して発見し、故障したロジックボードを修理する技術を持つMac修理業者はそう多くはありません。
昨今のMacの構造の変化に適した確かな修理技術と実績を持つアーストが選ばれた結果なのかもしれません。
ロジックボード修理は、2023年最も多かったMac修理、第1位となりました!!
2023年Mac修理ランキングまとめ
【2023年まとめ】最も多かったMac修理ベスト3!! いかがでしたでしょうか?
第1位 ロジックボード故障、ロジックボード修理
第2位 液晶ディスプレイ故障、液晶修理
第3位 ストレージ故障、ストレージ交換修理
以上の結果となりました。
2024年も、やはり第1位のロジックボード修理、第2位の液晶修理のご依頼がこれまでのところもっとも多く、次いでバッテリー交換修理のご依頼が多くスタートしています。
昨今のMacの壊れやすいパーツやその原因、動向など、ご認識いただけたかと思います。
どのMacを使用していたとしても、必ずデータのバックアップは行いつつ、Macライフを日々ご堪能ください。
2024年もMacが故障してしまった際は、Mac修理で確かな実績と技術力を持つアーストへお任せください!!